亡くなった夫にありがとう
2022年1月5日
ほうあんふじみのさと
神保 利江
福祉ほうあん128号では、「ありがとう」をテーマに記事を作成しました。
今回は、その福祉ほうあんに続いて、WEBマガジンでも「ありがとう」をテーマに記事を依頼しました。
ふじみのさとの神保支援員から「亡くなった夫」に向けたありがとうです。
ぜひご覧ください。(記事編集:ふじみのさと 笹田知佳)

面と向かって「ありがとう」とは言った事がありませんでした。
私の夫は、会社役員で小田原支店長として、子どもが保育園の頃から事務所や自宅でも昼夜・休み関係なく仕事(パソコン・測量の現場等)をしていました。
夫はパソコンを使用したことがなく文字を打てなかった為、私が文字を打つ代わりに洗濯や掃除を率先して行なってくれました。
昔は、男が家事をする事はあまり良く思われていませんでしたが、夫は気にせずに「働いてくれているから。」と洗濯物を外で干したり、ごみを出したり、掃除をしたりしてくれました。
私がふじみのさとに勤める事になった頃には、夫は自宅に事務所を移転しており、自宅にいる時間が長くなったことで以前にも増して家事をやってくれていました。しかし、その反面、私がデスクワークを手伝う事も増え、「夫の出来ない仕事をやる代わりに家事を手伝ってもらうのは当たり前。」とより感じるようになっていました。
夫が亡くなってからは、すべての家事をしなくてはならず大変な思いをしています。夫のしてくれていた事がとても有難い事だったといなくなってから気付きました。
本当に心から「ありがとう。」
そして、今は同居している母があの時の夫のように家事を手伝ってくれています。そのことに感謝し、母にも心から「ありがとう。」と言いたいです。
【プロフィール】
①氏名
②最近ハマっていること
③座右の銘
①神保利江
②姪っ子の娘に何か買ってあげること♪
(可愛くてつい甘やかしてしまいます(笑))
③「謙虚に」