宝安寺社会事業部に入職したきっかけは?

作業療法士として仕事をしてきましたが、個別ではなく、集団の中の子どもたちと関わってみたかったからです。私は転職して宝安寺社会事業部に入職しているのですが、以前の職場では、個別支援がメイン。主に外来のお子さんたちを見てきました。転職のきっかけは「1回40分、2週間に1回」の作業療法では限界があると感じたことです。個別対応時にはいろいろなことがよくできるお子さんが、クラスのなかではできなくなってしまうことがあり、「集団のなかで子どもたちに関わること」に興味を持ちました。
現在はクラス担任(年中)をしながら、個別支援やOT訓練も行っており、「ほうあんなぎさ(クリニック)」の外来のお子さんへのリハビリテーションも行っています。今は、かつてやって見たかった形で子どもたちを支援できていると感じています。

仕事内容を教えてください。

個別訓練と小集団クラスでの療育を行なっています。遊びを通じて、作業療法を行うことがメインの仕事です。コミュニケーション力を向上させたり、ちょっと不得意な体の動き(おはし、はさみ、縄跳びなど)ができるように働きかけたり、「遊びを自分で考えてみる」など、作業療法士と楽しく遊ぶなかで、いろんなことを体験できるようにします。
特定の感触や刺激が好きだったり苦手だったりする、感覚に少し偏りのある子には、大好きな感覚はめいっぱい楽しめるように、苦手な感覚には少しでも挑戦できるように支援しています。また、得意なことが苦手なことをカバーできるようになればと支援することもあります。

実際に働いてみて、いかがですか。

個別と集団では子どもたちの様子が全く違い、難しいと感じています。そのようなときは、クラスの先生たちと話し合い、共通認識をもつことを大事にしています。

クラスの先生たちのなかには、保育士や理学療法士、臨床心理士のほか、成人の障害施設で支援員を経験してきた先生もいます。子どもに対する多様な視点があっておもしろいです。自分では思いつかなかった新しいアイディアをもらえて、良い方向に向かうことがあるんです。他の作業療法士のスタッフにも相談し、アドバイスをもらうこともよくあります。

心がけていることは、子どもたちが少しでも生活しやすくなるようにサポートすること。達成感を味わい、成功体験を積み上げることが大切だと思っています。

これからチャレンジしたいことは?

保育士資格に挑戦したいです。子どもの定型発達について勉強したいし、保育士さんがどんなことを大事に考えているのかという視点を学びたいと思っています。

未来の後輩にメッセージを!

困ったことは、どんどん先輩職員に聞いてください。大変なことも難しいと思うこともいっぱいあると思います。そんなときは、いろんな先輩からそれぞれの視点でのアドバイスをもらい、いっぱい吸収してください。そのアドバイスをかわいい子どもたちに返してもらえたらと思います。

もっと、宝安寺社会事業部で働く先輩たちを知る

小澤 美里
小田原乳児園 / 保育士
2022年4月入職
佐野 友里香
ほうあんふじ / 保育士
2019年4月入職
磯崎 美絵
小田原愛児園 / 保育士
1998年4月入職
北村 俊輔
ほうあん第一しおん / 支援員
2020年9月入職
根岸 李衣
ほうあんふじ / 理学療法士
2019年4月入職